どんな恋でも繋いでみせます!
パチ。パチ。
と、1回2回、3回と瞬きを繰り返す。
一瞬のような、一生のような、短くて長い時間が終わりを告げるように、千崎くんがゆっくりと離れていく。
熱を感じた唇に僅かな熱の余韻を残したまま、また綺麗な顔の千崎くんが私を見下ろす。
「……移るかな」
そう千崎くんが口にした瞬間、一気に身体の全機能が動き出して、脳が私に知らせてくる。
「今、キス……した?」
聞かないとわからないくらい、初めてのことに戸惑っていた。
「した」
千崎くんが即答で答えるから、これはまずい!と反射的に身体が動く。