どんな恋でも繋いでみせます!
「……な、なに?」

「今日学校行くって連絡来て、ずっと気持ち走ってた。
早く会いたくて、赤信号なのに足踏みしたりしてた」

「えぇ?そうなの?」

「学校いつも言うほど楽しみじゃなかったけど、毎週月曜の時だけはずっとウキウキしてた」

「……私は、ちょっと憂鬱だったかな」

「うん、ごめんな」

「もういいよ、謝らなくて。今は幸せだから」



千崎くんが優しく笑うから、私も笑みがこぼれる。



「あっ、そうだ」



ふと思い出し、突然カバンを漁り始め、ある物を手にする。

それを千崎くんに差し出す。



「……え?」



クラスマッチ優勝賞品の購買券だ。

それを見た千崎くんが目をパチパチと瞬きさせながら、交互に私と購買券を見る。


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