「世紀の悪女」と名高い侯爵令嬢がクズ皇太子に尽くし続けた結果、理不尽にも婚約破棄されたのですべてを悟って今後は思うままに生きることにする~手始めに隣国で手腕を発揮してみるけど文句ある?~
【カヨ・セプルベタ視点】
宰相との密会場所へ
エドムンドとフェリペは、完璧である。
彼らは、宰相イグナシオ・オルティスとの密会場所を王立公園内にあるカフェに指定した。
そこは、王立公園を訪れる一般の人たち向けの洒落たカフェらしい。たいそう人気のカフェで、いつも大勢の客でにぎわっているとか。バラ園の一画にあり、全面ガラス張りの店内、テラス、どちらからでもいろいろな種類のバラを見ながら優雅にお茶を飲むことが出来るという。
そこだと多くの人たちの目がある。その多くの人たちというのは、あくまでも上流階級以外の人たちである。
宰相といえど下手なことは出来ないはず。万が一にも下手なことをしてきたとしても、一般の人たちは上流階級の人たちのように口をつぐませることは出来ない。
つまり、物理的ななにかが起こった際それを回避出来るかもしれない。
彼らは、宰相イグナシオ・オルティスとの密会場所を王立公園内にあるカフェに指定した。
そこは、王立公園を訪れる一般の人たち向けの洒落たカフェらしい。たいそう人気のカフェで、いつも大勢の客でにぎわっているとか。バラ園の一画にあり、全面ガラス張りの店内、テラス、どちらからでもいろいろな種類のバラを見ながら優雅にお茶を飲むことが出来るという。
そこだと多くの人たちの目がある。その多くの人たちというのは、あくまでも上流階級以外の人たちである。
宰相といえど下手なことは出来ないはず。万が一にも下手なことをしてきたとしても、一般の人たちは上流階級の人たちのように口をつぐませることは出来ない。
つまり、物理的ななにかが起こった際それを回避出来るかもしれない。