「世紀の悪女」と名高い侯爵令嬢がクズ皇太子に尽くし続けた結果、理不尽にも婚約破棄されたのですべてを悟って今後は思うままに生きることにする~手始めに隣国で手腕を発揮してみるけど文句ある?~
「エド、第一王子とはどうやってコンタクトを取るつもりなの?」
「カヨ様。彼は、レディを求めて毎夜のように取り巻きたちと街に繰り出していました。国王の暗殺騒ぎのお蔭で、いまは毎夜のようにはいかないかもしれません。それでも、レディ好きの第一王子は王宮内でじっとしていることは出来ないはずです。おそらく、ときどき密かに街に行っていると思います。今夜は、彼も宰相の言っていたパーティーに出席しているでしょう。もしかすると、明日か明後日の夜には街に行くかもしれません。明日、フェリペとともに心当たりを探ってみるつもりです。遊びに来ていたら、そのまま接触してみます」
「レディ好き? 王宮を抜けだしてとは、相当なレディ好きなのだな」
「カヨ様。彼は、レディを求めて毎夜のように取り巻きたちと街に繰り出していました。国王の暗殺騒ぎのお蔭で、いまは毎夜のようにはいかないかもしれません。それでも、レディ好きの第一王子は王宮内でじっとしていることは出来ないはずです。おそらく、ときどき密かに街に行っていると思います。今夜は、彼も宰相の言っていたパーティーに出席しているでしょう。もしかすると、明日か明後日の夜には街に行くかもしれません。明日、フェリペとともに心当たりを探ってみるつもりです。遊びに来ていたら、そのまま接触してみます」
「レディ好き? 王宮を抜けだしてとは、相当なレディ好きなのだな」