「世紀の悪女」と名高い侯爵令嬢がクズ皇太子に尽くし続けた結果、理不尽にも婚約破棄されたのですべてを悟って今後は思うままに生きることにする~手始めに隣国で手腕を発揮してみるけど文句ある?~
ロウソクのささやかな光の中、ガラクタというか不要な物というか、正体不明の雑多な物が無造作に置かれている。壁には棚が設置されていて、そこにも小物が置かれている。
机と椅子が二脚あり、机の上には本や紙片が、椅子の上には箱が、それぞれ積み重ねられていた。
椅子の上の物を机の上に置き、それぞれの椅子に腰かけた。
夜をすごすわけだけど、横になって仮眠をとるようなスペースはない。
せいぜい座ったまま船をこぐくらいなら出来るでしょうけど。
その二脚の椅子も、それほど離れているわけではない。
他人どうしだったら不快に感じる程度しか距離がない。
だからこそ、クストディオとの距離を意識してしまう。
近すぎる。この距離感で一夜を明かすとなると、いろいろな意味で精神がもちそうにない。
机と椅子が二脚あり、机の上には本や紙片が、椅子の上には箱が、それぞれ積み重ねられていた。
椅子の上の物を机の上に置き、それぞれの椅子に腰かけた。
夜をすごすわけだけど、横になって仮眠をとるようなスペースはない。
せいぜい座ったまま船をこぐくらいなら出来るでしょうけど。
その二脚の椅子も、それほど離れているわけではない。
他人どうしだったら不快に感じる程度しか距離がない。
だからこそ、クストディオとの距離を意識してしまう。
近すぎる。この距離感で一夜を明かすとなると、いろいろな意味で精神がもちそうにない。