愛しくて、恋しくて、
「…私帰るから。おばあちゃんの家いかない。」
隼人は何も言わず、地べたに座っていた。
「ばあちゃんの家いかないの?」
「…いけない。」
二人の会話で私も隼人のことが好きなことがばれたのかー…。
隼人のお母さん、おばちゃんは
静かに部屋から出て行った。
「俺の気持ちは変わらない…。」
「私はー…。」
・・・こんなんで好きでいられないよ。
「私は……、気持ち変わった。」
「なんで!!」
「私達は…」
おいていたスクールバックを掴んだ。
「従兄弟だから。」
そういって隼人の部屋から出た。