愛しくて、恋しくて、

■忘れたい。


「好きだったの?」

「好き…じゃ…悪い?」


....どうしよう…言えない。

「隼人君!!!
気持ち悪い事いうから奈織びくってんじゃん」

七海が隼人に向かって大声で言った。

奈織…。ごめん。ごめんな。」
「大丈夫?奈織ぃ~」



私も好きだよ。

隼人の事好きだよ…


いいたい。いえない。
なんで?!従兄弟だから?!
血がつながってるから?!


違う。自分が…
自分がダメっていってる。
自分が自分を…抑えてる。
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