【コミカライズ決定】愛をささやかないで~婚約解消された可愛げのない事務官は、強面騎士団長に抱かれます
「団長は、もう少しお茶を飲まれますか? さきほどは失態をお見せしてしまい、申し訳ありません」
「では、お代わりを頼む」
ローランはエミーリアが淹れるお茶が好きだ。
「はい」
しっかりとした足取りで歩く彼女の背を見つめる。
どうやら、何かがふっきれたようだ。何がきっかけになったのかはわからない。
となれば、ローラン自身も腹を括らねばならないだろう。
「団長」
いつの間にかエミーリアは戻ってきていた。
「団長のご都合をお聞きしたいのですが」
「なんのだ?」
「陛下がおっしゃっていた件です」
ローランは目を細める。
「本気か?」
「はい。私は『闇』として、陛下の手足となります。それが、私に残された道なのです」
ローランは深く息を吐いた。
「では、お代わりを頼む」
ローランはエミーリアが淹れるお茶が好きだ。
「はい」
しっかりとした足取りで歩く彼女の背を見つめる。
どうやら、何かがふっきれたようだ。何がきっかけになったのかはわからない。
となれば、ローラン自身も腹を括らねばならないだろう。
「団長」
いつの間にかエミーリアは戻ってきていた。
「団長のご都合をお聞きしたいのですが」
「なんのだ?」
「陛下がおっしゃっていた件です」
ローランは目を細める。
「本気か?」
「はい。私は『闇』として、陛下の手足となります。それが、私に残された道なのです」
ローランは深く息を吐いた。