【コミカライズ決定】愛をささやかないで~婚約解消された可愛げのない事務官は、強面騎士団長に抱かれます
彼の手は胸を隠している布地の隙間から入り込み、直に肌に触れた。
「やぁっ……。だ、団長……、それは、ダメ……」
これ以上、弄られたらおかしくなりそうだった。身体がぎゅっと縮まって、ぱんと弾けそうになるような、それくらい変な気分だった。
ふと胸を弄っていたローランの動きが止まり、すっと彼の身体が引いた。
「だ、団長……」
驚いたように彼は、エミーリアを見つめていた。だが、この状況を見て、今まで自分が何をしていたのかを察したのだろう。彼の顔がみるみるうちに赤く染まっていく。
「す、すまないっ」
慌ててエミーリアのブラウスを閉じて、広げた上着も戻す。
「俺は、隣の部屋にいる。身支度を整えなさい」
先ほどまで倒れていたとは思えないほど、しっかりとした足取りで隣の部屋へと向かっていくが、ときどきよろめいていた。部屋へ入ろうと扉を開けた時には、扉の角に頭をぶつけていた。
エミーリアは身体を起こすと、ばくばくと高鳴っている心臓を落ち着かせるように、ゆっくりと外された釦と鉤を留める。
(頬が熱い……。魔力交感のせいかしら)
初めての魔力交感は、エミーリアが思っていたよりも気持ちのよいものだった。身体が次第に奮い立ち、さらにその快さを求めようとする。
「やぁっ……。だ、団長……、それは、ダメ……」
これ以上、弄られたらおかしくなりそうだった。身体がぎゅっと縮まって、ぱんと弾けそうになるような、それくらい変な気分だった。
ふと胸を弄っていたローランの動きが止まり、すっと彼の身体が引いた。
「だ、団長……」
驚いたように彼は、エミーリアを見つめていた。だが、この状況を見て、今まで自分が何をしていたのかを察したのだろう。彼の顔がみるみるうちに赤く染まっていく。
「す、すまないっ」
慌ててエミーリアのブラウスを閉じて、広げた上着も戻す。
「俺は、隣の部屋にいる。身支度を整えなさい」
先ほどまで倒れていたとは思えないほど、しっかりとした足取りで隣の部屋へと向かっていくが、ときどきよろめいていた。部屋へ入ろうと扉を開けた時には、扉の角に頭をぶつけていた。
エミーリアは身体を起こすと、ばくばくと高鳴っている心臓を落ち着かせるように、ゆっくりと外された釦と鉤を留める。
(頬が熱い……。魔力交感のせいかしら)
初めての魔力交感は、エミーリアが思っていたよりも気持ちのよいものだった。身体が次第に奮い立ち、さらにその快さを求めようとする。