【短編】極上ヴァンパイアたちは薔薇乙女を溺愛中
「ちょっと待って、それ――」
「よーし! 絶対見つけて会わせてやるから!」
せめて交渉させて欲しくて声をかけたけれど、わざとなのか聞く耳を持たない沢くん。
どうしようと思うけれど、沢くんは止まってくれそうになかった。
その後は、早く見つかって欲しい思いと沢くんに見つけてもらったら報酬がーと悩む羽目になる。
たまたま人がいない談話室でうんうん悩んでいたら、満くんに声を掛けられた。
「どうした? 何か悩み事?」
悩み過ぎて頭が痛くなってきたなぁと思っていたから、最初の印象通り優しそうな満くんの微笑みに癒される。
「うん……ちょっとね」
優しく聞いて来る満くんに、つい全部話してしまった。
悟志を探していること。
沢くんへのお礼のこと。
ついでに律さんに欲しいと言われてどうすればいいのか分からないということまで。
「ごめんね、こんなことまで話して。満くん話しやすいから全部話しちゃった」
「いや、そう言ってもらえるなら嬉しいよ。緋奈ちゃんの役に立ててるってことだろ?……でも大丈夫? 顔色悪そうだけど……」
確かに話しながらも頭痛は酷くなってきていた。
悩み過ぎちゃったのかもしれない。
「よーし! 絶対見つけて会わせてやるから!」
せめて交渉させて欲しくて声をかけたけれど、わざとなのか聞く耳を持たない沢くん。
どうしようと思うけれど、沢くんは止まってくれそうになかった。
その後は、早く見つかって欲しい思いと沢くんに見つけてもらったら報酬がーと悩む羽目になる。
たまたま人がいない談話室でうんうん悩んでいたら、満くんに声を掛けられた。
「どうした? 何か悩み事?」
悩み過ぎて頭が痛くなってきたなぁと思っていたから、最初の印象通り優しそうな満くんの微笑みに癒される。
「うん……ちょっとね」
優しく聞いて来る満くんに、つい全部話してしまった。
悟志を探していること。
沢くんへのお礼のこと。
ついでに律さんに欲しいと言われてどうすればいいのか分からないということまで。
「ごめんね、こんなことまで話して。満くん話しやすいから全部話しちゃった」
「いや、そう言ってもらえるなら嬉しいよ。緋奈ちゃんの役に立ててるってことだろ?……でも大丈夫? 顔色悪そうだけど……」
確かに話しながらも頭痛は酷くなってきていた。
悩み過ぎちゃったのかもしれない。