【短編】極上ヴァンパイアたちは薔薇乙女を溺愛中
「分かった! とりあえず元気そうなら良かったわ」
悟志の手紙がどこに行ったのかは気になるけれど、とりあえず悟志は自分の意思で契約をして今も元気に生活してるんだって分かった。
だからもういい。
「私も何だかんだでこの学園に通うことになったし、これからはいつでも会えるでしょ」
とにかく悟志の無事を確認出来たから良いってことにしよう。
こうして、私の一番の目的である弟探しは解決することが出来た。
***
「へぇ。でもその手紙ってどこに行ったんだろうね?」
自分で淹れた紅茶を片手に、私の話を聞き終えた咲さんが不思議そうに首を傾げる。
その動きに合わせるように綺麗な金の髪がサラリと揺れた。
寮の談話室にいたら咲さんに「弟見つかったんだって?」と聞かれて一通りのことを話したんだ。
私が悟志を探していることはちゃんと話したことはないけれど、みんな気づいているみたいだったから。
「分かりませんけど……でもまあ悟志が無事ならいいんです。幸せそうでしたし」
言ってから最後に渇いた笑いをこぼす。
まさかあんなラブラブな様子を見せつけられるとは思わなかったから。
悟志の手紙がどこに行ったのかは気になるけれど、とりあえず悟志は自分の意思で契約をして今も元気に生活してるんだって分かった。
だからもういい。
「私も何だかんだでこの学園に通うことになったし、これからはいつでも会えるでしょ」
とにかく悟志の無事を確認出来たから良いってことにしよう。
こうして、私の一番の目的である弟探しは解決することが出来た。
***
「へぇ。でもその手紙ってどこに行ったんだろうね?」
自分で淹れた紅茶を片手に、私の話を聞き終えた咲さんが不思議そうに首を傾げる。
その動きに合わせるように綺麗な金の髪がサラリと揺れた。
寮の談話室にいたら咲さんに「弟見つかったんだって?」と聞かれて一通りのことを話したんだ。
私が悟志を探していることはちゃんと話したことはないけれど、みんな気づいているみたいだったから。
「分かりませんけど……でもまあ悟志が無事ならいいんです。幸せそうでしたし」
言ってから最後に渇いた笑いをこぼす。
まさかあんなラブラブな様子を見せつけられるとは思わなかったから。