私の弟はヴァンパイア。
「ヤバいな、これ……」


ボソッとそんなことを呟く。

何がやばいんだろう……?


「もうこの話は終わりだ!俺は部屋に戻る!」

「あ、うん、楽しかったよ、ありがとう」


そうお礼を言うと、ぶわっと顔を赤くした千隼くん。


「っ!うっせぇクソ姉貴!!」

「えええっ!?」


バタンッ!と扉を閉めて出て行ってしまった。

わ、私何が悪いことしちゃったかなぁ……。


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