私の弟はヴァンパイア。
本気で嫌!!
だけど、もう私は手遅れだった。
カプッと口付けられた首筋。
「っ……!!嫌……」
牙が立つ……そう思った瞬間。
バンッ!!と音がして、赤坂くんが倒れた。
「ち、千隼くん……?」
「ごめん、遅くなった」
どうやら、千隼くんが赤坂くんに殴りかかったらしい。
赤坂くんは倒れていた。
そして……私は優しく千隼くんに抱きしめられる。
「「……」」
千隼くん……怖かったよ、私……。
そう言いたいのに、声じゃなくて涙ばっかり出てくる。
自分からもぎゅっとしがみつくように千隼くんにしがみついてしまって、離れたくない。
「おい!おいて行くな!」
今度は千秋くんの声がする。
「っ……!!桃乃さん、大丈夫!?」
あたふたする千秋くんの声が聞こえる。
ああ私、優花ちゃんに言われた通り愛されてるなぁ……。
こんなに平凡な私のこと、優しく愛してくれて……私の中で2人とも、もう兄弟じゃ我慢できなくなっちゃいそうだ。
だけど、もう私は手遅れだった。
カプッと口付けられた首筋。
「っ……!!嫌……」
牙が立つ……そう思った瞬間。
バンッ!!と音がして、赤坂くんが倒れた。
「ち、千隼くん……?」
「ごめん、遅くなった」
どうやら、千隼くんが赤坂くんに殴りかかったらしい。
赤坂くんは倒れていた。
そして……私は優しく千隼くんに抱きしめられる。
「「……」」
千隼くん……怖かったよ、私……。
そう言いたいのに、声じゃなくて涙ばっかり出てくる。
自分からもぎゅっとしがみつくように千隼くんにしがみついてしまって、離れたくない。
「おい!おいて行くな!」
今度は千秋くんの声がする。
「っ……!!桃乃さん、大丈夫!?」
あたふたする千秋くんの声が聞こえる。
ああ私、優花ちゃんに言われた通り愛されてるなぁ……。
こんなに平凡な私のこと、優しく愛してくれて……私の中で2人とも、もう兄弟じゃ我慢できなくなっちゃいそうだ。