一途な気持ちは止められない
第2章
お友達?
「おはよう夏菜子」
そう言って藍は夏菜子の耳にキスをした。
教室内でそんな光景が見られても誰も気に留めないほどその言動が普通の状態になって来ていた。
そんな時、クラスの女子に声を掛けられた。
「ねぇ、三好さんって、LIMEとかやってる?」
普段はほとんど会話をしない、流行に乗り毎日を謳歌している所謂典型的な女子高校生。渡邉彩さんだ。
突然の声掛けにわずかに怪訝な感情を持ちながらも返事を返した。
「一応使ってるけれど、どうして?」
「ほら、最近藍くんと勉強しているみたいだし、成績も上がって来てるみたいだから私も勉強とか教えてもらおうと思って。ね、ほらいいでしょ?」
そう言って、手に持っていたスマホの画面を素早く操作したかと思うと、LIMEの画面を開き友達登録を急かしてきた。
LIMEは使ってはいるものの、家族や藍と連絡を取り合うくらいだ。ほとんど話をしたこともない彼女と友達登録することに躊躇した。
その感情を察知したのか、怯える小動物に話しかけるように明るく続ける。
「いいじゃない、ほら、藍くんも一緒に登録しようよ、みんなで勉強したらきっと楽しいよ」
有無を言わせずに友達登録のQRコード画面を見せ続ける彩に夏菜子は断ることが出来ず、藍も一緒ならと仕方なく登録をすることに。
そう言って藍は夏菜子の耳にキスをした。
教室内でそんな光景が見られても誰も気に留めないほどその言動が普通の状態になって来ていた。
そんな時、クラスの女子に声を掛けられた。
「ねぇ、三好さんって、LIMEとかやってる?」
普段はほとんど会話をしない、流行に乗り毎日を謳歌している所謂典型的な女子高校生。渡邉彩さんだ。
突然の声掛けにわずかに怪訝な感情を持ちながらも返事を返した。
「一応使ってるけれど、どうして?」
「ほら、最近藍くんと勉強しているみたいだし、成績も上がって来てるみたいだから私も勉強とか教えてもらおうと思って。ね、ほらいいでしょ?」
そう言って、手に持っていたスマホの画面を素早く操作したかと思うと、LIMEの画面を開き友達登録を急かしてきた。
LIMEは使ってはいるものの、家族や藍と連絡を取り合うくらいだ。ほとんど話をしたこともない彼女と友達登録することに躊躇した。
その感情を察知したのか、怯える小動物に話しかけるように明るく続ける。
「いいじゃない、ほら、藍くんも一緒に登録しようよ、みんなで勉強したらきっと楽しいよ」
有無を言わせずに友達登録のQRコード画面を見せ続ける彩に夏菜子は断ることが出来ず、藍も一緒ならと仕方なく登録をすることに。