一途な気持ちは止められない



「大学に受かったら、超濃厚なキスをしてあげる」




『ドキッ……』




 藍は机に肘をついて、夏菜子を見つめてそんなことを言う。


 今日は随分とドキドキさせられる。


 恥ずかしくて姿勢を正す夏菜子。




「じゃぁ、勉強を頑張っている夏菜子にまずはご褒美」






 そう言った藍は顔を夏菜子の顔に近付ける。





「ちょ、ちょっと、彩が居るから……」




「気にしない、気にしない」








『ちゅっ』








「ん……」


 ……………。


「あ、ふぁ……」


 ……………。



「んんっ………」



「もう、好きにして頂戴ませ」

 彩の声が楽しそうに響いた。
< 50 / 50 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
さき/著

総文字数/124,561

恋愛(オフィスラブ)304ページ

表紙を見る
雪だるまと約束
さき/著

総文字数/5,761

青春・友情3ページ

表紙を見る
これが普通なのかな
さき/著

総文字数/5,133

ノンフィクション・実話15ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop