エリート御曹司は“運命の番”に理性が効かない。



「いかがでしょうか?」

「すごいですね、自分でもリップは買うんですけど……薬局のとは全く違いますね」

「いつも薬局で買ってるの?」

「あ、すみません」

「ううん。大丈夫よ。私も高校生の時は薬局のリップだったから」


 その後も彼女は、「うーん」と唸りながらまずはリップだけを購入してくれた。


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