ハツコイ
 「架峰小は?来たことあるの?」
 「う〜ん・・・たぶん、?」
 それがどうしたんだろう?
 「だったらなに?」
 「俺のこと、覚えてない?」
 「「ええ??」」
 「俺、君が架峰小にいたとき、ずっと一緒にいたんだよ?」
 そう、なの? 全然記憶にないんだけど。
 「ま、小3の時だし、覚えてなくてもおかしくないけど。いうて俺も、名前覚えてなかったし。まあ、仲良くしようね。」
 「う、うん。よろしく、、?」
 まあ、よくわからないけど、いっか。
 「・・・あっ、名前っ!教えて!」
 「ああ、。俺は、旺鈴(おうり)澄鐘(すがね)。お前は・・・?」
 もう忘れたの?
 「神井望舞!覚えてね!」
 「ほまの・・・ほまの・・・hまの・・・まのっ!おまえのこと、“マノ”って呼ぶわ!」
 「俺、魁把(かいば)籐駕(とうが)。俺とも仲良くしてくれよ。」
 「、、よ、ろしく。」

 その日から私は、星野糸滴ちゃん、栄田遙華ちゃん、旺鈴澄鐘くん、魁把籐駕くん、そして風蘭、私の、6人でいるようになった。

   *

 「ノンノン、今日放課後空いてるー?」
 「うん!どしたの?」
 「帰り、一緒にパンケーキ食べ行こっ!!」
 「いいね!・・・あっ、“ハル”!」
 「うん?」
 「ハルも一緒にパンケーキ食べ行こ!」
 「えっ!、行きたい!!」
 「イェーイ!!じゃ、3人でいこうね!」
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