ハツコイ
「ちょっとっ!!」
「「っ!!」」
「なんで、、ホノが・・・?」
*
「ララ!ごめんっ!」
私達は、公園に移動した。
9月の空は秋晴れ、といったところである。
「え?どういうこと・・・?」
「まず大前提として何だけど、私とカイくん、幼馴染なの。」
「は、、?・・・」
「まあ、一旦それはおいておくとして、」
私は、これまでの事情を全て話した。
そして、話した上で、籐駕に言った。
「私は、ララ、、いや、風蘭の彼女。私は、風蘭と付き合ってるの。だから、籐駕とそういうことはできない。ごめんなさい。」
「・・・一生、、?」
「うーん、、私に彼氏がいる間は、かな?」
「、、わかった。」
と、言う感じで、事態は一時休戦、いや終戦となった。
「籐駕だけ残って。」
と、私は、出ていこうとしていた籐駕を呼び止めた。
「・・・」
ムスッとし、すねているように見える、籐駕。
「ごめんね、きつい言い方して。今私の心は完全に、風蘭のもの。虜だよ。でも、仮にももし、籐駕のことを好きになっちゃったら、私は、はっきり、風蘭をふるつもり。ま、その前に振られちゃうと思うけどね。」
*
その頃、風蘭と澄鐘は、話の内容が聞こえたかのように、
「フウ。」
「ん」