きっともう君には会えない
「っ!!だ、だって誘うんだったらそりゃ当たり前でしょ!?」




やばい、恥ずかしくなってしまうのを隠して

つい可愛くない反応をしてしまった。




「あははっ、そうだな。」




その時、ふわっとしたツインテールに花柄のピンを着けた

女の子が視界の端に映った。




「こーぅきぃーくん!!」




そう言ってリズム良く飛び出してきたのは

桃花ちゃんだった。




「あぁ、桃花どうした?…天野、またな!!」








……行っちゃった。







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