きっともう君には会えない
「って事でー大縄跳び、リレー、借り人競争、○︎︎✕クイズで決定します!!」




放課後、私達体育祭実行委員は

体育祭の内容を決めていた。


まぁもちろんの事


私は意見を出したりするタイプじゃなんか無いけど

光輝はしっかりいい案を出していて改めて尊敬する。





「…帰るぞー。」



「え?」





やばい、ぼーっとしててなんにも聞いて無かった。

もう委員会は終わったのだろうか。





「だから、一緒帰ろって行ってるんですけど?」



「え゙っ…」



「あれ、もしかして……いや?」





光輝は少しだけしゅんとした顔を見せる。




「そ、そんなんじゃないよ!!
うんうん。そうとなったら早く帰ろーー!」





私はガッツポーズして光輝の手を引き連れた。




「っあはは……たしか昔にもこんな事あったな。
たしか俺が道に迷って、天野が足プルプルになりながら

助けてくれたんだよね……ははっ」



「なっ……!!その話し恥ずかしいからやめてよ…
しかもプルプルて…」
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