きっともう君には会えない





ーーーーーー


ある日私はノートが足りなくなったので

私が住んでいる県の大都市と呼ばれている


場所で買い物をしていた。




「はぁっ……重い…久々だからってついつい寄り道しすぎた。はぁっ……」




普段あまり運動しないから

荷物を持っているだけでものすごく疲れてしまい


私はたまたま近くにあった

カフェ屋さんに寄っていくことにした。




「いらっしゃいませーっ!!」




店員さんの明るい声と共に涼しい風が


火照った私の体全部を包んだ。




「……涼しい。」




私は1人店内の席に座り込む。

ここはどうやら全部の席がソファー席のようだ



自分が座り、荷物を隣に置く。

必然的に前の席が空いてしまった。




少しの寂しさを紛らわすように私はお手洗い場へと

歩いたその時、見覚えのある2つの影を見かけた






ふわっとした低めのツインテールに


リボンのピンをつけた女の子と




背が高く、異様な程にイケメンで


全体的にスラッとした体格男の子












そうだ、桃花ちゃんと光輝だ。
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