きっともう君には会えない
「…おまえ頭おかしいな。やっぱり嫌いだ」



なんとでも言ったらいい。

そんなことで動揺するほど私は弱くないんだから



「そーですか。じゃ、今度こそまたね」



私は手を振って白虎雷とすれ違う。


公園を照らす夕日が私の髪を揺らしていた












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