きっともう君には会えない

守れなかった

「……は?」



朝、いつもより

ちょっと遅く学校へ行くと


私の席に青と白と黄色の花が置かれていた。

机に乱暴な少し痛く感じてしまう

言葉が書いてある。




そこにある奴の声がした。




「あぁー最近コスメ買いすぎて金ないわー笑」


「まじそれなー!!」



「……“こんなの”に使うお金はあるんだ。」




ちょっとの憎しみを込めて呟いた。


こんなに大きな花瓶、私いじめられてますって

言ってるのと同じじゃん




「……天野?……なに、それ」




ほーら、こうやって気づかれる。
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