きっともう君には会えない
「どうした?そんな浮かない顔して」


「……別に。なんでもない」




花火大会の事を考えていたら

心配してくれたのか、光輝が声を掛けてくれた。



それなのに、私ったら愛想の無い返事をしてしまう。




「いや、違うね。天野がそういう顔する
時は何かあった時。つまり……太ったとか?」


「違うわ!!」




途中まではいい人の雰囲気出てたけど

最後の言葉で全部崩れてんじゃん。


くだらない会話が面白くて少し顔が緩んでしまう





「…笑った。やっぱり天野は、笑ってた方が可愛いなぁ〜」
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