君の生き血を僕に吸わせて?

生き…ち?え、は…?

何言ってるの、この人…
呆気に取られていると
隙を着いたみたいに
いきなり首筋をカプリ、と噛み付かれた。

「あっ……」

つい、声が漏れてしまった。
突然の事に何の抵抗も出来ず、
ただただ立ち尽くす。

首筋が弱くない人間なんて
この世にいるのだろうか。
勝手に肩が上がっていく。
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