君の生き血を僕に吸わせて?
満足したのだろうか。
彼が私から離れていった。
「もう…、いきなり、やめてよ」
ベッドから降りようとする
彼の背中に向かって言った。
「いきなり、じゃなかったらいいの?」
「いや…」
そういう事を言っているんじゃないのに…。
「あっ、あれ…っていうかうちの制服…なんで」
そこで彼の格好が
私の通う高校の制服である事に気付いた。
「なんで、って、同じ高校じゃん?」
「え?」