君の生き血を僕に吸わせて?
生徒会長!?
˙˚ 𓆩 ✞ 𓆪 ˚˙
「前期生徒会長を発表します。
3年2組、四条瑠衣」
「はい」
今日は朝から全校集会があった。
ステージの上に堂々と立つ1人の男を
私は口をあんぐりさせて見ていた。
だって…だってあいつ…!
今!校長に名前を呼ばれて
ステージに上がったあいつ…!
なんと……
朝、私のベッドの中に
潜り込んでた”あいつ”だったからだ。
嘘でしょ…あいつ、生徒会長だったの…。
てか隣のクラス……!
「よりよい学校づくりを目指していきます。
よろしくお願いします」
ステージの上で
一例し、全校生徒に向かって
爽やかスマイルを決める四条瑠衣を
私はただただ、唖然として眺めていた。