君の生き血を僕に吸わせて?

˙˚ 𓆩 ✞ 𓆪 ˚˙

「あの…呼びました?」

「うん、呼んだ」

廊下に出て、瑠衣に話しかけるが
みんなの視線がなんか……すごい。

廊下にいる人も教室にいる人も
雑談をやめて私と瑠衣を
興味深そうに見ていた。

「今日も小町の家、行ってい?」

何食わぬ顔してそんな事を言う瑠衣に
私は眉間にシワを寄せた。

「はっ、はぁ!?ダメに決まって…っ」

「なんで?一晩かけて教え込んであげるよ?」
< 28 / 53 >

この作品をシェア

pagetop