君の生き血を僕に吸わせて?

瑠衣の足の間に正座して、瑠衣の唇に、
そっと。だけどすぐに不機嫌そうな声が届く。

「ほんと…ヘタクソ」

「うるさ…っ、ん…っ」

カチン、ときて、言い返そうとするけど
逆に瑠衣の下が絡みつくように
私の口に入り込んでくる。

「こう」

「……っん、」

「……っ」

分からない問題を……
公式から……。
1から教えられている気分だった。
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