君の生き血を僕に吸わせて?
半分自分に言い聞かせるように呟く。
起き上がって
瑠衣の青みがかかった瞳を見つめた。
絡み合う視線の中。瑠衣がニヤリ、と笑う。
「そんなに僕の生態に興味あるんだ?」
「そういう訳じゃ……っ」
ダメだ。こいつに何が言ったところで
ペースを乱されるだけだ。
でも…。1個だけ。気になることがあった。
今朝……
失恋したての人間の血が好き、って言ってた。
何言ってんだこいつ、って最初思ったけど
もしかしたら……