君の生き血を僕に吸わせて?

˙˚ 𓆩 ✞ 𓆪 ˚˙

結局。私のキスがヘタ、だった事を言い訳に
瑠衣は昨日の晩も私の家に泊まった。

瑠衣がヴァンパイアとか
正直半信半疑な所はあるけど
まぁ、百歩譲って
そこは信じてあげる事にした。

男と女がひとつ屋根の下。
普通だったら警戒するところだろうけど
きっと瑠衣にとって私はただの食料、
でしかないたのだろう。

何も危険な事はなかった。
まぁ、私からすれば生き血を吸う
なんて行為もよっぽど危険だと思うけど。

だけどそれは
瑠衣が普通の人間であるなら、の話だ。
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