君の生き血を僕に吸わせて?

「……」

しばしの沈黙の後私はハッとした。

「あっ…」

我に返った私は男から離れた。
そして頭を抱えた。

あーー!!墓場まで
持っていくつもりだったのにー!私のバカ!

「へぇ〜」

男が腕を組んでニンマリと私を見つめた。
バカにされてる感がすんごいした。
ものすんごいした。

「じゃあ君はよっぽどヘタなんだね」

「…うるさい」

癪だ。こんなに呆気なく
ベラベラと自白してしまうなんて。
下を向いて強く唇を噛んだ。
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