彼氏の隠し事を知った時、助けてくれたのは私の事が嫌いなはずのクラスメイトでした。

そこに、

「あれ〜? キミひとり? カワイイのにもったいないよ〜 よかったら俺らと遊ぼ?」

軽そうな男の人たちが話しかけてきた。


「……遊び、ません。」

涙声にならないように、できるだけ短くしたけど、それでも相手には伝わってしまった。


「泣いてんじゃん。どうしたの ? 彼氏に振られたとか〜? 俺らでよければ慰めてあげようか?」


さっきと違う男の人がそう言いながら私の頭に手を伸ばす。


どうしよう。逃げられない。怖い。誰か、助けて。

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