俺の運命の人
仕事もはかどってスムーズに終わり、俺は家に帰った。

ちなみに17歳だった俺は原付きが交通手段だった。
家に着いていつもは風呂に入って飯を適当に食ってテレビでもみながらビールか焼酎。
おやじ臭い所がある。
だけど今日は奈々からメールがくるのを待っていた。
奈々への片思いは俺の生活リズムも狂わせた。

ピピピッ

携帯が鳴った。
俺はすぐにメールをみた。
…今日も仕事だょ!準備してたら返事遅くなっちゃった〜…
文章の下に奈々の笑顔の写メ付きだった。
飲み屋の女の子はよく初メールの時に顔写メを送る。奈々も俺をお客さんとしてしか見ていないがこの時の俺はそれが凄いうれしかった。

…奈々かわいい!今度いつお店休みなの?遊びたいんだけど…

もう俺は我慢しきれなくなり奈々に遊びたいとメールで言った。

本当は電話をしてあの声をもう一度聞きたかったが今日はそんな勇気すらなくただただ奈々からメールがくるだけで最高だった。
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