俺の運命の人
そろそろ、俺は自分の気持ちを隠しきれなくなっていた。

…奈々明日逢えるか?…

毎日連絡取り合っていたものの2回目のデートはなかった。

…明日逢えるよ!!剛どうしたの〜?…


…たまには俺の相手しろよなぁ〜(笑)…


…アハハ!ぢゃ相手させてもらいます〜明日何時から逢える?…


…朝から大丈夫だけど奈々起きてからでいいよ!…

…わかった!…


明日といっても日曜日だから俺は休みだけど奈々夜仕事だし朝からこいなんて言えなかった。


奈々の事だからまた家に来るとか言うから俺は夜のうちに部屋の掃除をした。
今日は土曜日。
夜の店に男達が沢山出入りする。奈々は指名客だらけだがたまには指名とるためにテーブルを回るらしい。そこで気に入られると次もお店に足を運んでもらい指名してもらうらしい。
よく仕組みなんかわからわないけど今まで何人の男と出会ったのだろうか。俺と全く別の世界にいるのは確かで、俺の中の世界に奈々は来てくれるのだろうか、なんて沢山意味の分からない事を考えた。

答えがでる事なんてなかった。
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