俺の運命の人
ピピピッ

いつの間にか寝ていた。携帯が鳴っている。
何時だろうと目覚ましをみると朝の4時半。

携帯の画面の光りがまだ眠たい俺の目をやたら攻撃してくる。

細くかすかに開いて差出人をみた。

『奈々!』

声にだして驚いた。そして電気をつけてタバコに火をつけもう一度メールを読み返した。

…奈々だょ〜寝てる?今仕事終わって今から剛の家いきまぁす!何だか早く逢いたくなっちゃった〜…


って事はもう来てる?

アタフタして寝癖を治し顔を洗い、服をスエットから着替えて、暖房をつけた。
コツコツコツコツ

『剛〜』

奈々のヒールの音が聞こえた後に玄関から呼んでいるのが聞こえた。

『おはよう!』

玄関を開けると、ホッペタが真っ赤にそまり酒の匂いをプンプン漂わせ、白のロングドレスで、髪をクルクルにしたて、化粧が完璧な奈々の姿があった。
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