俺の運命の人
25歳もいれば18歳もいた。
『可愛いやんか〜飲まんか飲まんか〜』
社長も満足気味で俺も満足だった。
なぜなら俺の隣に座って来た女の子が、18歳の女の子で真っ赤なドレスで髪の毛をクルクル巻いていて、目がでかくて体が細い割に胸がDカップくらいある。

『名前教えて〜』
俺が見つめているとその娘が俺に話しかけて来た。
『俺??剛。名前は?』
『あたしは奈々だょ〜剛君ゎ何歳?ニッカカッコイイね!!奈々も一緒にお酒飲んでもいいかなぁ〜?』

目をクリクリさせて俺をガン見しながら奈々と名乗る女の子は俺の作業服のニッカを触った。
『飲んでいいよ!奈々ちゃんかわいいから〜』


『ありがとう。剛君大好き〜』

顔をあからめて言う彼女しか見えなくなるくらい彼女の魅力に引かれていってしまった。

俺はあまり女を必要とした事がなかった。
必要以上に女から告白されたり逆ナンされたりで自分の都合のいいように女を使っていたからだ。

だから奈々と名乗る彼女を見てこの感情が不思議だった。
初めてだった。

一目惚れしていた。
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