俺の運命の人
髪をクルクル巻いたり、化粧をしたり、忙しそうに準備をする奈々をほっといて、俺はゲームをしていた。

リリリ〜リリリ〜

奈々の携帯がなった。


『奈々だよ〜うん!明日?いるよ!分かった〜ぢゃ〜まってまぁす〜』


奈々は俺がいるのに構わずにお客さんの電話に出る。
仲よさ気に話す奈々をみて嫉妬するのは最近いつもの事。


『誰?』

『やくざの会長さん〜』


平気でいう奈々が怖い。
やくざに何もされないのか心配になった。


『やくざ大丈夫なの?』

『超いい人だから大丈夫だよ〜上の人は落ち着いているから!安心してね〜』



俺は安心できないし。奈々は心配なんかしなくても大丈夫というが、彼女がこの仕事している限り、男というものは、だれでもが心配するというのに。



『剛〜準備出来たよ!!』
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