俺の運命の人
うるさい姉だけど小さい頃は姉に頼っていた。
頼もしい姉だ。

年子だから今でもなかはいい。まぁ姉だからね、切っても切れないでしょ。


『ぢゃーな』
『おう』

さっそくショートメールをした。


送れるまで本当に奈々はこの番号なのか?
と不安だったけど俺の心配も虚しく無事送信出来た。

送れて安心した俺は返事がくるかこないかなんてきにせず夢の中に吸い込まれた。


その日の夢に奈々がでてきた。
もぅ俺の中で奈々はアイドルだった。
キラキラしていて俺は朝起きてこれが、片思いのピンクの世界かと人生初めてわかった。

『いや〜昨日の店はまた行きたい店だね〜』
田中さんが朝から叫んでいる。

『田中君〜忘年会もいくか〜』
そんな田中さんに社長が冗談っぽくいった。
俺は想像がいっぱいいっぱいで忙しく、社長と田中さんが話していても、屋根に昇っていても、手が動かなかった。
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