同居中の総長さま×４が距離感バグってます！

２つの派閥は対立し、副総長は自分に賛同するメンバーを連れて青龍を抜け、新たに『紫龍』という暴走族をつくった。


『紫龍』は闇の暴走族と呼ばれ、いつどこでどのような活動をしているのかは不明。

解散したとも噂されていたが、ある日突然現れては喧嘩を仕掛けてくる。


紫龍の強さはケタ違いで、目をつけられた暴走族は一夜にして解体されてしまうほど。


その凶悪な暴走族『紫龍』を束ねるのが、『一冴』という総長だ。


「でも、そんな神出鬼没の紫龍に、どうして藍が勝てないってわかるんですか？青龍と紫龍が闘ったことはないんですよね？」


藍が負けると言われると、なぜだかその意見を覆したくなる。


「うみちゃんの言うとおりだよ。対立はしているけど、青龍と紫龍がやり合ったことはないよ」

「だったら――」