同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
さっ…、触るなー!!


わたしは、思わず心の叫びを声に出してしまいそうになった。


…あんなことで藍にボディタッチしようとするなんて。


それに、藍も藍…!

少しくらい拒んだっていいのに、机に突っ伏して寝てるなんて。


そりゃ、藍がどこでなにしてようとわたしには関係ないけど…。

でも、なんだか見ているこっちが無性に腹が立つ。


って、――あれ…?

そういえば前に、藍も同じことを言っていたような。


『だれとどこで会おうと、そんなのわたしの勝手じゃない』

『お前と琥珀が仲よくしてるところ見たら、無性に腹が立つんだよ』


あのとき藍の思っていたことって、わたしが今思っていることと同じ――。

だけど、この気持ちって一体…。


その日の夜。

藍は部屋に帰ってこなかった。


夕方に出かけていった藍。
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