同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
たしかにそうかもしれないけど全然帰ってこないから、いろいろと悪いことを想像してしまった。


藍が無事に帰ってきてくれて、ようやくわたしは安心した。


「まあ、これまでがたまたまなかっただけで、こういう抗争はなにもめずらしくねぇ。だから、お前はなにも気にするな」

「そんなこと言われても…。気にしないでいつもどおりに過ごすほうが無茶だよ」


藍が大変なときに、わたしだけぐーぐー寝てられない。


「なにか手伝えることある?ほら!わたしって、人よりは力に自信あるほうだし」

「…もしかして、お前も喧嘩に加わるってことか?」

「藍がそう言うのなら、わたしだって――」

「ふざけるなっ!!」


突然藍が怒鳴るものだから、わたしは驚いて肩がビクッと上下した。


「お前なんかを連れていけるわけねぇだろ!」
< 225 / 381 >

この作品をシェア

pagetop