同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
「…あれ。そらちゃん…?」


すると、階段の途中で琥珀くんに会った。


「どうかした?藍くんと仲直りできたの?」

「…それが」


わたしは琥珀くんに今の状況を伝えた。


「えっ…!藍くんが…部屋で!?」

「…そうなの。でも冷却シートも持ってないし、体温計もないからそもそも熱が何度あるのかもわからなくてっ…」

「体温計ならぼくの部屋にあるよ!冷却シートだったら雪夜さんが持ってるはず!」

「ほんと…!?それなら、あとのことは琥珀くんにお願いしてもいい…?わたし、いろいろ必要なものの買い出しに行かなくちゃいけないし…」

「それなら、紅羽さんにお願いしようよ!あの人、四天王の中で一番暇だし、それにそらちゃんは藍くんのそばについててあげたほうがいいよ」

「…琥珀くん」


あんな状態の藍を部屋で1人にさせるのは不安だったから、そう言ってもらえると助かる。
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