同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
「お前はお前なりに、俺の力になろうとしてくれてたんだろ?それなのに俺は1人でカリカリして、マジでかっこわりー…」


藍は頭をわしゃわしゃとかきむしり、自分に呆れたようにため息をつく。


「けど、もしお前がめちゃくちゃ喧嘩が強かったとしても、絶対に他の族との争いには連れていかねぇ」

「…どうして?」

「そんなの、心配だからに決まってんだろ。それでお前になにかあったらどうすんだよ」


わたしのことが、…心配?

じゃあ藍があんなに怒鳴ったのも、族同士のいざこざにわたしを巻き込みたくなかったから…?


「婚約者のお前を守ることが、男としての俺の役目だからな」


そう言って、藍はわたしを後ろから抱きしめながら頭をなでてくれる。


…今日の藍、どうしちゃったの!?

熱でおかしくなった…!?
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