同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
だ…だって、こんなやさしい藍は初めてだから――。
どう反応したらいいのかわからないっ…。
わたしって…偽の婚約者だよね?
それでも、こういうことするの…?
藍に聞こえちゃうんじゃないかと思うくらい、激しいわたしの胸の鼓動。
部屋の中もなんだか甘い空気に包まれていて、このまま流されてしまいそう。
と思っていた、そのとき――。
グゥ~…
気の抜けた音が部屋に響き、わたしと藍は顔を見合わせる。
その音の正体は、藍のお腹の音だ。
「…藍、もしかしてお腹空いたの?」
「当たり前だろ。昨日からなにも食べてないんだから」
「でも、琥珀くんがしばらくは食欲はないだろうからって言ってたんだけど――」
「また琥珀と会ってたのか!?」
噛みつかれるかと思うくらい藍が牙をむき出してきたので、わたしはとっさに身構えた。
どう反応したらいいのかわからないっ…。
わたしって…偽の婚約者だよね?
それでも、こういうことするの…?
藍に聞こえちゃうんじゃないかと思うくらい、激しいわたしの胸の鼓動。
部屋の中もなんだか甘い空気に包まれていて、このまま流されてしまいそう。
と思っていた、そのとき――。
グゥ~…
気の抜けた音が部屋に響き、わたしと藍は顔を見合わせる。
その音の正体は、藍のお腹の音だ。
「…藍、もしかしてお腹空いたの?」
「当たり前だろ。昨日からなにも食べてないんだから」
「でも、琥珀くんがしばらくは食欲はないだろうからって言ってたんだけど――」
「また琥珀と会ってたのか!?」
噛みつかれるかと思うくらい藍が牙をむき出してきたので、わたしはとっさに身構えた。