同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
「…違う違う!えっと…、昨日屋上にいるときに琥珀くんもやってきて、そこで告白はされたんだけど――」

「告白?」

「でも、断ったの!それは本当!…それで寮に戻ったら藍が倒れてて。琥珀くんに診てもらって、雪夜さんからは冷却シートもらって、紅羽さんは買い出しに行ってくれて…!」


あ〜…、もう!

わたし、なに言い訳みたいなことを言ってるんだろう。


「とにかく!みんなが助けてくれたの。そのおかげで、藍の看病に集中できたの」

「…あいつらが?」

「そう!だからべつに…琥珀くんと2人っきりになってたわけじゃ…」


こういうとき、語彙力がなくて困る。

伝えたいことの半分も藍に伝わっていないような気がする。


うまく説明できなくて、落ち込むわたし。


また琥珀くんと2人きりになってたとか、変な誤解をされたらいやだな…。
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