同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
新学期初日。
「あっ、そらちゃん!」
寮の部屋から出ると、隣の部屋から出てきた琥珀くんとばったり会った。
「琥珀くん!明けましておめでとう」
「おめでとう、そらちゃん。去年はいろいろあったけど、今年もまたよろしくね」
“いろいろ”…というのは――。
『これ以上、藍くんの好きにはさせたくない』
『藍くんのことはやめて、ぼくのところへきてよ』
『ぼくだって、これでも一応男なんだけど。そらちゃんに守られていた弟みたいなぼくじゃもうないよ』
うん、あった。
琥珀くんとはいろいろあった。
「藍くんに嫌気が差したら、いつもでもぼくを頼ってくれていいからね」
琥珀くんは、思わずキュンとなってしまいそうなかわいいチワワスマイルをわたしに向けてくる。
無自覚だからこそ、そのかわいさが憎めない。
「あっ、そらちゃん!」
寮の部屋から出ると、隣の部屋から出てきた琥珀くんとばったり会った。
「琥珀くん!明けましておめでとう」
「おめでとう、そらちゃん。去年はいろいろあったけど、今年もまたよろしくね」
“いろいろ”…というのは――。
『これ以上、藍くんの好きにはさせたくない』
『藍くんのことはやめて、ぼくのところへきてよ』
『ぼくだって、これでも一応男なんだけど。そらちゃんに守られていた弟みたいなぼくじゃもうないよ』
うん、あった。
琥珀くんとはいろいろあった。
「藍くんに嫌気が差したら、いつもでもぼくを頼ってくれていいからね」
琥珀くんは、思わずキュンとなってしまいそうなかわいいチワワスマイルをわたしに向けてくる。
無自覚だからこそ、そのかわいさが憎めない。