同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
「それよりも、琥珀くんとっても似合ってるね!」

「そう?初めて着るから、自分じゃよくわからないんだけど」


琥珀くんは、くすみがかった黄色の羽織り袴を着ている。


「藍くんは?まだ部屋?」

「うん。今、着替えてるところ」


そんな話をしていると、他の部屋のドアが開く。

それぞれの部屋から出てきたのは、雪夜さんと紅羽さんだ。


「うみちゃんだ〜!あけおめ〜!」

「紅羽さん、明けましておめでとうございます」

「本年もよろしくな、朝陽うみ」

「こちらこそよろしくお願いします、雪夜さん」


…そういえば、この2人とも去年はいろいろとあった。


『用もなにも、うみちゃんはオレの彼女でしょ?』

『まさか、忘れたなんて言わないよね?昨日、オレとあんなことやこんなことしておいて?』
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