同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
プロポーズの定番の夜景が見えるレストランで、本当にプロポーズしてくるなんてだれが想像したと思う?


「そらの返事を聞かせてほしい」


そんなこと言われたって、心の準備なんてまったくしてなかったから、どう反応したらいいのかわからない。


「そら、俺と結婚してくれますか?」


わたしはあふれるうれし涙をはらいながら、何度も何度もうなずいた。


「は…はいっ。こんなわたしでよければ…!」


わたしの返事を聞いた藍からは笑みがこぼれ、わたしをぎゅっと腕の中に包みこんだ。


「幸せにする。この世界中にいるだれよりも」



ひょんなことから、藍の婚約者のフリをすることになってしまったわたし。

それが、本当の婚約者になる日がくるなんて思わなかった。


藍は、何事にも冷静沈着でいつでもクール。
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