箱入り娘でしたが国が乗っ取られたので悪い子になろうと思います。

愛の行方

魔女のやる気がないのであるもので朝食をつくる

魔女「使い果たした感じだから今日はなにもしたくないな・・・」

そういいながらタバコに火をつける

魔女「あなた服とか買いに行ってこれる?」

姉「服がない」

魔女「私の服を着ていけば・・・ゆったりしたワンピースでも着ていけばなんとかなるでしょう?」

姉と魔女を見比べる、姉は170cmくらいか・・・魔女は150cmあるか?

魔女「髪を結って帽子でもかぶっていけば・・・

姉「魔女の帽子って・・・」

魔女「とんがり帽子でも期待してるのか?そんなもんは・・・あったか?」

姉「もしもあったとしてもかぶらないから安心して」

王子が向こうで笑っている

魔女「幻術でも顔にかけるか?」

姉「その方がまだましね」

魔女「こっちに座れ」

そうって姉を読んで座らせる

髪型を変えて顔に幻影をのせたらしい

彼女が自分からは絶対に着ないであろう服を着ている

たぶん街ですれ違っても誰かわからない

そんな気がした

3人でテーブルを囲んで朝食を食べる

姉「3人分の服があればいいの?」

王子「そうかな」

姉「あの子身長は・・・」

王子「160cmないくらいかな」

姉「そう・・・すこし街もみてくる」

そういって出かけて行った

魔女「お姫様は?」

王子「朝一度目を覚ましました」

魔女「食事をもっていってあげて、後で薬をもっていくから」

王子「・・・はい」

魔女「それで?」

王子「はい?」

魔女「夫婦になるつもりか?」

王子「どうするべきでしょうか?」

魔女「2人で話し合え」

王子「・・・」

食事を用意して姫の寝ている部屋に向かう

部屋に入るとベッドに座って外を見ていた

王子「大丈夫?」

姫「・・・たぶん」

王子「食事はできそう?」

水の入ったコップを渡す

姫「今は食欲がないので、そこに置いてください」

ベッドサイドのテーブルに置く

水を一口飲んでコップをテーブルに置いた

王子「きいてもいいかな?」

姫「はい」

王子「俺たちはどうするべきだろうか?」

姫「・・・私はあなたの物になる覚悟をしました・・・だからなかったことには・・・」

王子「・・・もう自由にしてもいいと思う」

姫「私はあなたを愛したいと思っています・・・だめですか?」

王子「・・・」

姫「もしも愛してもらえないのなら、あなたの手で」

王子「・・・なにをいっている?」

姫「もう、あなたの妻になる以外の人生は私には無いの・・・愛してもらえませんか?」

王子「いいのか?俺で」

姫「はい」

彼女が手を伸ばす

その手を受け止める

王子「誓うよ」

そういって唇を重ねる

時間が止まったような気がした

これでよかったのだろうか?

彼女は涙を流しながら笑顔を作ろうとしている

王子「だいじょうぶ」

他に言葉が見つからなかった

姫「ごめんなさい・・・もう少し寝ます」

そういって横になる

静かに部屋を出る

魔女がタバコの煙を眺めていた

魔女「立ち合い人はいらなかったか?」

王子「・・・まぁ」

魔女「のむか?」

王子「そうですね」

魔女「冷蔵庫からビール取ってきて」

昼間から・・・まぁ何もすることがないか・・・

王子「・・・はい」

魔女に手渡す

魔女「ありがとう・・・愛の誓いに乾杯」

苦笑いするしかなかった

なんでこの人と乾杯しているのだろう・・・不思議な感じがした

全てが狂ってしまった気がする
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